旧国鉄計画戸井線アーチ陸橋

 

大正13年当時、軍部は津軽海峡の防衛上、戸井要塞の築造を計画した。そのため軍需物資の輸送手段として、旧国鉄戸井線として昭和12年に工事を開始した。その後太平洋戦争に入り資材の不足から、昭和19年の完成を目指していた鉄道建設も昭和18年には中断された。目的地まで2,8キロメートルを残したままで、その後着工されることもなく放置され現在に至っている。
海岸の絶壁に築造されたコンクリートの線路基盤は見事なアーチ橋として完成されているが、レールの敷設がされることもなく、一部は地域居住者の生活道路としても利用されている。

平成16年11月23日撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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