北海道における旧国有鉄道関連アーチ橋

 北海道折角の冬、落葉樹がすっかり裸ん坊となり、緑の世界では視界を遮られその存在さえも認識し得ない橋梁も、この時季はその全貌を見せつけてくれる。
 特に士幌線の第一陸橋は冬季間以外は傍観出来ない場所と言っても過言ではあるまい。それ等を求めて天空を仰ぎ、またカンジキをつけては丘に上がり、更には恐れながらも川底へ降り美しい曲線で描かれているアーチの全体像を切り撮ってきた、その一部ではあるがここに掲載してみた。

当時林産物搬出に活躍した多くのアーチ橋群。(上士幌町糠平地区)
線路の敷設すらなかった未使用のアーチ橋。(斜里町越川地区)
上士幌町糠平地区・斜里町越川地区
目的地までの工事2.8キロを残して中断、未使用のアーチ陸橋。(函館市戸井町地区)
青森県・下北半島のアーチ橋梁
青森県下北の大畑町から大間岬へ向けての、鉄道敷設計画であったが、全線の完成を見ることなくいまなお現存するアーチ橋。(大畑町・風間浦村地区)